インターネットFAXと複合機の違い
インターネットFAXと複合機の違い
CANONやbrotherなど各社からプリンターやスキャナーとFAXが一体になった複合機が出ていますが、これらとインターネットFAXの違いは何なのでしょうか。以下が比較一覧です。
複合機 | インターネットFAX | |
---|---|---|
固定費 | 1700円~/月 | 1000円~/月※ |
使用する機器 | 複合機またはFAX機器 | パソコンまたはケータイ |
FAX用紙 | 必要 | 不要 |
インク(トナー) | 必要 | 不要 |
使用できる場所 | FAX機の設置場所 | どこでもOK |
※BizFAXストレージ&リモート利用時
電話回線の必要有無
複合機であればNTTなどの固定電話回線が送受信に必要です。これがインターネットFAXであればインターネット回線があれば必要ありません。今現在使っているインターネット環境が流用可能です。
最近は固定電話を置かず、携帯電話で済ませてしまう家庭が多いようですが、インターネットFAXであればわざわざ固定電話回線を引く必要がありません。
電話回線が必要という方は以下の記事も参考にしてください。
参考記事:固定電話回線を安く引く方法
FAX機器の設置の有無
まず第一に挙げられるのは機器を設置するかどうかということです。複合機(一体型のFAX)は場所を用意する必要がありますが、インターネットFAXであればパソコンやスマートフォンがあれば別に場所を取って機器を置く必要はありません。
固定電話回線は引くのに電話加入権を購入し、工事してもらう必要があります。そして月々の基本料金として1600円~1800円ほどかかるので、固定電話を現在使っていない家庭だとその料金がプラスで発生します。(地域によって基本料金は変わってきます。家庭用では1700円(+税)が主流です)
インターネットFAXであれば今インターネットしている環境をそのまま使うことができるので経済的(費用面)でオトクです。FAX機の買い替えやメンテナンスが必要ないのでその点でも財布にやさしいです。
また新規電話番号が取得できるのでFAX専用の電話番号にするということも可能です。サービス会社によって違いますが、市外局番の付いた番号や050IP電話番号が付与されます。
サービスによってはA3も送受信可能
業界、職種によってはA3用紙サイズのFAXが必須というところもありますが、インターネットFAXでももちろん対応しています。サービスによるので詳しくは以下の記事を参考にしてください。
参考記事:A3が受信できるインターネットFAX比較|対応用紙サイズまとめ
出先でもFAXの内容が閲覧可能
スマートフォン、携帯電話を持っていれば出先でもFAXの内容を見ることが可能です。ビジネスで使用していて早く確認する必要がある人はもちろん、出先でちょっと空いた時間を利用して確認してしまうという使い方も可能です。時間の惜しいビジネスマンには便利です。
※画像データを受信するのでパケホーダイなどパケット定額制のサービス利用がおすすめ。
FAX用紙が不要
従来の複合機だと送受信するのに普通紙や感熱紙などのFAX用紙を用意する必要がありましたが、インターネットFAXだと必要ありません。印刷しないのでプリンターインクやトナーカートリッジも不要です。またFAX機の電気代もかかりません。
参考記事:インターネットFAXならインク・紙代のランニングコストが不要
紙を使用しないので家(オフィス)の中が紙でいっぱいになることがありませんし、受信している最中に紙が不足し、全部受信できないなんていうアクシデントも防ぐことができます。データなので整理しやすく、すぐに確認したいという時にも役立ちます。
また紙を使わない分、環境にやさしく、ビジネス利用の場合、CSRにも良いです。